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色彩とスタイル

ヨーロッパの十字路に位置するメッスの町は、まるで歴史の教科書のようです。ロレーヌ地方で採れるハチミツ色のジョーモン石の輝きを受けて、ローマ時代から現代までの各時代の史跡が今も保存されています。

  • クール・ドール美術館にある古代の浴場跡
  • 総面積6500㎡ものステンドグラスを持つサン・テティエンヌ大聖堂
  • 18世紀に造られたエレガントな建物や広場
  • 優れた軍事遺産
  • ヴィルヘルム2世駅の周りに広がるインペリアル地区

メッスは、様々な様式と素材と色彩のモザイクのような町。歴史的建造物は保護するだけではなく現代でも各種施設として使われており、広大なスペースを誇る近代・現代アートの殿堂ポンピドゥー・センター・メッスの個性的なデザインと一つに溶け合います。

サン・テチエンヌ大聖堂

1220年から1522年にかけて建築されたサン・エチエンヌ大聖堂は、まさにゴシック建築の百科事典と言えるでしょう。ふたつの教会を一つにして作られたこの広大な大聖堂は、メッスの町の最盛期と波乱に満ちた歴史の証人でもあります。

サン・テチエンヌ大聖堂は高さ42mの身廊を持ち、世界で最も高い中世建築の一つとされています。アーチ状の天井の下にはヨーロッパで最大のステンドグラスがあり(総面積6500㎡)、その鮮やかな色彩は中世の時代から現代まで時を旅してきました。

ミュンスターのレナン・ハーマン(14世紀)を初め、ロレーヌ人のテオバルド・ド・リクゼイムとアルザス人のヴァランタン・ブーシュ(16世紀)、バシエールやヴィヨンなどのヨーロッパ現代作家、そしてイマジネーションが燃え上がるような作品を残したシャガールまで、様々なアーチストによって製作されたこのステンドグラスは、時代や分野を超えたアーチストたちの出会いの場であり、光の聖域なのです。

繊細な彫刻が施された大聖堂正面の扉、大聖堂を取り巻く静かな広場、夜のライトアップなど、散歩しながらじっくり見学してください。

Saint-Etienne's CathedralCour d'Or Museum



クール・ドール博物館

1849年に創設されたクール・ドール博物館は、アウストラシアのメロヴィング朝の王宮の名前に由来します。メッスは、アウストラシアの都だったのです。

ブルンヒルドとシギベルト王の結婚式が行われたとされる由緒ある場所です。

展示室や廊下が迷路のように入り組んだミステリアスな見学コースをたどれば、やがてローマ時代の共同浴場へとたどり着きます。当時と同じ場所に保存されています。この博物館ではフランスでも有数のガロ・ロマン時代のコレクションをはじめ、メルタンの円柱やミトラ神の祭壇などの巨大な遺跡が展示されています。

中世の素晴らしいコレクションが展示されているシェーヴルモンの中世穀物蔵は、サン・ピエール・アウ・ノナン教会のメロヴィング朝の内陣仕切りや絵が描かれた天井など、最盛期のメッスが経済的、宗教的、文化的に繁栄していたかを見せてくれます。

そのこは、バロック時代のナポリに滞在したメッス人画家の見事な作品や、メッス派(19世紀)の画家の作品を初め、様々な時代の美術品も展示されています。

お問合せ先:
Musée de Metz Métropole La Cour d’Or
2 rue du Haut Poirier
F-57000 METZ
Tel : +33 (0)3 87 20 13 20
E-mail : musee@metzmetropole.fr
Web : http://musees.metzmetropole.fr

Cour d'Or MuseumAmphoras



中世のメッスを歩く

メッス市内の大部分に、こじんまりとして温かみのある中世の町の雰囲気が残されています。

博物館や美術家に囲まれたサン・クロワの丘に登れば、そこには、かつて貴族制の共和国だった時代のメッスの典型的な古い町並みがあります。

  • シェーヴルモンの穀物蔵のファサード
  • サン・リヴィエ館(現在は現代アート地方財団)
  • サント・セゴレーヌ教会と可愛らしい広場
  • レコレの回廊(現在ではヨーロッパ環境研究所)
  • ラブレー記念館

ウートゥル・セイユ地区観光は、まずはアーケード状のファサードが並ぶ広大なサン・ルイ広場から始めましょう。ジャン・コクトーの青いステンドグラスがあるサン・マキシム教会や、静かなサン・トゥケール教会、城壁に向かって開かれた堂々たるドイツ人門など、ウートゥル・セイユ地区には見どころがたくさんあります。

Place Saint-LouisPorte des Allemands



水の流れに沿って時間をさかのぼる旅

メッスには、モーゼル川をはじめ、たくさんの水辺があります。大聖堂も、足元の川面にその姿を映しています。

川の中州にあるコメディー広場には、現在も使われているオペラ劇場としてはフランスで最古の劇場(1752年)や、タンプル・ヌフ教会などがあります。モワイヤン橋から見るこれらの建物がモーゼル川に姿を映す様子は、メッスで最も美しい眺めの一つです。

さらに進めば、町の中にある湖、と言ってもよいウォータスペースに着きます。ヨットハーバーもあり、数多くの散策コースや船での遊覧ルートの起点となっています。

そこからほど近いところには、エスプラナード公園があります。古い城塞があり、その中にはフランスで最も古い教会の一つで、400年ごろに建てられたサン・ピエール・オ・ノナン修道院やタンプリエ礼拝堂、アルスナル文化施設があります。

Opera-TheatreView on the Protestant Church



インペリアル地区:ポンピドゥー・センター・メッス

ユネスコの世界遺産候補であるインペリアル地区は、ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世の意志によって誕生した都市計画のお手本です。

インペリアル地区が広がるのは、1905年から1908年にかけて3000本もの基礎杭の上に建てられた広大な鉄道駅の周り。グレーの砂岩で作られた駅舎は、ライン川沿いの城を彷彿とさせます。

縦横に走る広い大通りの両側には、ヨーロッパ中からやってきた建築家の手による邸宅などの建物のカラフルなファサードが並んでいます。新ロマン主義からアール・デコ、ユーゲントシュティールまで、ベル・エポック時代のあらゆる様式が美しく調和して共存しています。

そして、その先には、ポンピドゥー・センター・メッスがそびえたつ未来的なアンフィテアトル地区が広がっています。ポンピドゥー・センター・メッスは、フランス人のジャン・ド・ガスティーヌと日本人の坂繁が共同で手掛けた、見れば必ず驚かされる大胆な建築物です。

The Imperial DistrictCentre Pompidou-Metz



ポンピドー・センター・メッス

フランスの美術館としては初めての地方分館としてオープンしたポンピドー・センター・メッスは、現代建築の傑作です。ジャン・ド・ガスティーヌと坂茂の日仏共同チームによる設計で、中国の帽子を思わせる巨大な屋根に覆われた3つの展示室を持っています。

高さ77mの尖塔は、パリのポンピドー・センターがオープンした1977年へのオマージュです。ポンピドー・センター・メッスは、様々な展覧会を通じて、近代現代アートを紹介していきます。

> “現代アート”コースを見る(英語)

Centre Pompidou-Metz
ポンピドー・センター・メッス
1, parvis des Droits de l’Homme
CS 90490
F-57020 Metz Cedex 1
Tel : +33(0)3 87 15 39 39
E-mail : contact@centrepompidou-metz.fr
Web : www.centrepompidou-metz.fr

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